介護医療院

介護医療院についてAbout Nursing Care Clinic

介護医療院とは

「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能と、「生活施設」としての機能を兼ね備えた施設です。長期にわたり療養が必要な要介護者に対して、「長期療養のための医療」と「日常生活上の支援」を一時的に提供します。

2022年1月より、当院4階に「介護医療院」(32床)が開設されました。
「介護医療院」は長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者に、「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」という「医療機能」と「生活施設」の両方の機能を兼ね備えた施設として、創設された新しい介護保険施設です。
当院では、「真療」を理念に掲げ、医療が必要であっても、その方らしい生活を送るために、利用者に寄り添い、心の通ったサービスを提供し、必要な援助を行っていきます。

  • 病院併設により、手厚い医療体制で医療と生活を提供します。(医師、看護師が24時間常駐)
  • 医療必要度の高い方に適切に対応します。(胃ろう管理、喀痰吸引、末梢点滴など)
  • 看取り期における対応(ターミナルケア)を行います。
  • プライバシーを尊重した療養環境に努め、生活機能を向上させます。
  • 毎月様々なレクリエーションや、リハビリを実施しています。
  • 家族や地域住民の方々と交流して、地域に貢献します。
介護医療院

病院との違い

介護医療院は病院ではなく、長期療養を受けながら生活する施設ですが、医師や看護師の配置が義務付けられており、医療の提供をすることができます。
また検査、投薬、注射、処置等は、入所者の方の病状に照らして、妥当適切に行います。

設備について

療養室の定員は4人以下でパーテーション家具を設置する等、入所者の方のプライバシー空間に配慮し、長期療養にふさわしい施設となっています。
また、食堂、レクレーションルーム、機能訓練室などが設けられています。

4人部屋
4人部屋
個室
個室

サービスについて

日常生活に必要な医療処置や看護、介護、リハビリテーション等を提供し、入所者の方の能力に応じ、自立した日常生活を営むことを支援します。

利用できる方

介護保険の要介護認定の要介護1から要介護5までの方で下記の状態にある方

  • 喀痰吸引の必要な方、経管栄養(胃ろうなど)の方、インシュリン注射を必要とする方など
  • 終末期ケア・看取りの方
  • 長期療養が必要な方(病状が安定している方)

※他の介護保険施設に比べ、医療必要度、介護必要度の高い方が優先となります。

ご利用料金についてAbout charges

入所者の方の要介護度と施設のサービス内容により介護報酬上の単位が定められています。
また、居住費・食費については相談員にお尋ねください。

入所を希望される方は、当院地域医療連携室までご連絡ください。

介護職員の処遇・教育制度Treatment and Education System for Care Workers

処遇改善加算についての情報公開

医療法人笠原病院 介護医療院では、介護職員等の処遇改善のため以下の取り組みを行っています。

職場環境要件及び当法人としての取り組み

入職促進に向けた取り組み

  • 法人や事業所の経営方針やケア方針・人材育成方針、その実現のための施策・仕組みなどの明確化
  • 事業者の共同による採用・人事ローテーション・研修のための制度構築

資質向上キャリアアップに向けた支援

  • 働きながら介護福祉士習得を目指す者に対する実務研修受講や、より専門性の高い介護技術を習得しようとする者に対する喀痰吸引、認知症ケア、中堅職員に対するマネジメント研修の受講(研修受講時の他の介護職員の負担を軽減するための代替職員確保を含む)
  • 上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ等に関する定期的な相談の機会の確保
  • 新人看護職員の早期離脱防止のためのエルダー・メンター(新人指導担当者)制度等導入

両立支援・多様な働き方の推進

  • 子育てや家族等の介護等と仕事の両立を目指す者のための休業制度等の充実
  • 職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備
  • 有給休暇が取得しやすい環境保整備
  • 業務や福利厚生制度、メンタルヘルス等の職員相談窓口の設置等の相談体制の充実

腰痛を含む心身の健康管理

  • 介護職員の腰痛対策を含む負担軽減のための介護用品等購入
  • 短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業員のための休憩室の設置、分煙スペース等の設置
  • 事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成による責任の所在の明確化

生産性向上のための業務改善の取り組み

  • ICT活用、ケア内容や申し送り事項の共有(タブレット端末を活用)による介護職員の事務負担軽減、個々の利用者へのサービス履歴・利用者情報蓄積による利用者個々の特性に応じたサービス提供等)による業務省略可
  • 業務手順書の作成や、記録、報告様式の工夫等による情報共有や作業負担の軽減

やりがい・働きがいの醸成

  • ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善
  • 利用者本位のケア方針など介護保険や法人の理念等を定期的に学ぶ機会の提供

キャリアパス制度(資格取得)

キャリアパスとは、福祉・介護職員の更なる専門性を高め、介護人材の社会的向上を目的とし、介護人材のステップアップを目的とした仕組みのことです。
医療法人笠原病院では、スタッフの経験や能力、職務を適正に評価し、給与を決定していく独自のキャリアパス制度を導入しています。

カサハ・ラダーステップアップ図

PDF  介護職員キャリアパス

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