2021.11.25
その他
ACP(人生会議)について考え、支える体制を目指して…
ACPとは、アドバンス・ケア・プランニングのことで、将来の医療・ケアについて
本人が家族等や医療・ケアチームと事前に話し合うプロセスのことを指します。
厚生労働省が、このACPの愛称を「人生会議」と決定し、11月30日(いいみとり・
みとられ)を「人生会議の日」として人生の最終段階における医療・ケアについて
考える日としたことをみなさんご存知でしょうか?
当院でも、入院時の状態や治療経過において、必要に応じて急変時の対応をどこまで
希望するかを書面で確認しています。…ので、人生会議についての研修会をしました。
この講義を通して、改めて入院中の方や入所者の方が最期まで、自分らしい生き方が
できるよう導くことの大切さを学びました。
残りの人生をどのように過ごしたいか、望む医療、望まない医療などを聞き出して実現に
導くこと。関わる人の価値観や人生観についても考え、ACPを行う上でどのような
配慮が必要なのか…⁉ 考えさせられました。
医療者自身の価値観を押し付けたりすることのないよう話し合う過程の中で、人として
人生最期に自分の理想・死生観、移り変わる気持ちも理解し寄り添うことの大切さを
学ぶことができました。医療・ケアチームの一員として患者・入所者の方の価値観を
理解し、継続して人生の最終段階を支えるよう努めていきたいと思います。